第61回 医院経営におけるブランディングの重要性 Vol.2
こんにちは、ブランディングテクノロジー株式会社の戸川と申します。
医院経営にも絶対欠かせない、「ブランド・ブランディング」についてお話し致します。
前回、第一段として「ブランド」・「ブランディング」の基礎知識についてお話しました。
今回はより実践に踏み込んだ形で、先生方ご自身の医院に当てはめた場合にはどう考えるべきか?について、お話しをしていこうと思います。
理想の医院経営に必要不可欠な「ブランディング」
前回、ブランド・ブランディングについての基礎知識をお伝えしましたが、
少し用語説明が多かったのでどこか他人事のように聞こえてしまっていたかもしれません。
そこでもう少し医院経営に沿った形で話をしていこうと思います。
下記は弊社の代表木村が執筆した『ブランドファースト』という本に載っている図です。
この逆三角形の図はブランド=らしさがどういう順番で、経営に影響するのかを表していています。
CIというのはコーポレートアイデンティティの略で「らしさ」と同じ意味でつかっています。
この図では「らしさ」をしっかり見つけ&決める事で、ボーリングのピンを倒すように医院経営の色々な要素に効果が波及していきますよという説明をしています。
アウターブランディングは外側へのブランディングの事で、外部への働きかけに影響します。医院で言えば、新患獲得活動や既存患者さんへのPR、また求人活動にも影響します。
インナーブランディングは内側へのブランディングの事で、内部への働きかけに影響します。組織としての在り方を固める、従業員それぞれの認識を固める、そして教育などに繋がっていきます。
まずは自分の医院・病院の理想を考える
医院経営をされている理事長・院長に質問したいことがあります。
「理想の医院経営とはどんな状態の事だと考えていますか?」
例えば…
「自身の診療を求めてくれる患者さんで、予約が埋まっていれば」
「どんな患者さんの主訴でも自院で解決できる医院であれば」
「年商○○億を超えたら」
「自費診療の割合が高い医院経営を運営できたら」
など医院経営者様によって考え方はそれぞれだと思います。
上記のような状態は「自身の理想」であり、その理想を実現できればと誰しもが考えているでしょう。
次に、理想の医院病院の状態を元にして、
患者様や地域の方々からどういう医院だと認識されたいか?という部分も大事です。
医院においてブランディングが上手く行っている最高の状態というのは、患者さんからの第一想起になっているという事だと私は考えています。
第一想起というのは、トップオブマインドとも呼ばれるもので、
特定のテーマに対して、一番に思い浮かべるものの事です。
例えば…
コーラ→コカ・コーラ
自動車メーカー→トヨタ
マヨネーズ→キューピー
牛丼→吉野家
上記の事例は、分かりやすいようにだいぶ広いテーマについて出してみましたが、
医院や病院に当てはめてみると
例えば…
「××市で○○の治療をするなら、△△クリニックだよね」
「××市で親身になって話を聞いてくれるところは、△△クリニックだよね」
「××市で子どもと一緒に通いやすいのは、△△クリニックだよね」
こういう風に一番に思われたいですよね?ということです。
これも医院によって認識されたい状態は違うと思います。
これらの理想を実現するため医院の位置づけする事が「ブランド」であり、それを徹底して広めていく事が「ブランディング」であり、理想への近道と言えます。
また、医療はヒト対ヒトが基本であり、そのヒトにはそれぞれ違った性格や感情があるので、合う・合わないが存在するのが世の常です。ただ、なるべく自身と合う患者さんが来院された方が医療提供もスムーズですし、精神的な負担も減ります。
それは患者さんだけでなく、一緒に働くスタッフさんも同様です。むしろ、自院のスタッフさんとの人間関係で悩んでいる理事長・院長は多いと感じます。
すでにお話しさせていただいたように、「ブランディング」は提供側、すなわち理事長・院長主体の施策になるので、ご自身にマッチした患者さんやスタッフさんの獲得ができますし、自身とマッチしている事により、患者さんの離脱やスタッフさんの退職リスクも軽減できると考えられます。
大きな組織よりも、小規模な組織の方がブランディングは大事!
「ブランド」と「ブランディング」は大手企業だけのものだと、今まで自分に必要な事として捉えにくかった方も多いと思います。
今回の私の説明で、言葉の意味を理解し、自身の医院に当てはめることで必要性をすこしでも実感していただきたいと思います。
医療業界に約20年携わり、1000医院ほどの理事長や院長と出逢ってきた当社ですが、
ブランディングについて、「これだっ!」と前向きに行動を起こし、
いち早く取り組まれている医院さんが、理想の医院経営というゴールに近づいていると実感しています。周囲の競合医院がやれていない部分でもあると思いますので、ぜひ取り組んで頂きたいと思います。
ブランディングで医院が得られるモノ
ブランドを創り、育てるためにブランディングを行うと、
結果として…
・自身に合った患者さんやスタッフさんの獲得と定着
・自身が求める患者さんやスタッフさんの獲得と定着
・経営の安定により身体的、精神的な負担の軽減
などが得られると当社では考えております。
理想と現実のギャップで悩むことは多くあります。
ただ医院経営という歴史の長い哲学で培われたノウハウは、皆様の救いのきっかけになる可能性は大いにあります。
弊社では、この「ブランド」とデジタルマーケティングなどの「テクノロジー」を掛け合わせ、医院様のビジネスを最大化させるお手伝いをさせていただいております。
「ブランド」「ブランディング」について取り組んでみたいと思われた方は、ぜひお問い合わせください。
それでは今回はこちらで失礼致します。ここまでご覧いただきありがとうございました。
「すべての医療機関にブランディングを!!」
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ブランディングテクノロジー株式会社
CX事業本部 CX医療部
西日本CXコンサル課 課長
戸川 侑英
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